ドクカラカサタケ ( 日々の出来事 )

 ドクカラカサタケ。ハラタケ科。

 2018年9月6日撮影。仙台市泉区福岡にて(スプリングバレースキー場近く)。

 笹、竹林の中に生えるキノコです。名前の通り毒キノコです。ドクカラカサタケはオオシロカラカサタケよりも小さいため、コカラカサタケとも呼ばれています。夏にも生えますが、主に秋に生えるキノコです。西日本ではどちらかというとオオシロカラカサタケのほうが多く生え、北、東日本ではドクカラカサタケが多くみられるようです。それらのキノコは似ていますし毒キノコですのでそのままにしておきましょう。

 傘の大きさは大きくても10㎝程度で最初は白色で淡褐色または淡黄色の鱗片をつけます。カラカサタケよりも汚いつけ方なのでわかるかと思います。また、表面は成菌になるにつれて赤みを帯びてきます。

 柄は長くても10㎝程度です。基部ほど膨らむという性質があります。また、ツバがあるのも特徴です。

 ヒダは暗い色にはならず、白色のままです。傷をつけると赤変します。やや密です。

 今年、このキノコで中毒を起こした人がいました。このキノコはオオシロカラカサタケほどの毒性は強くありませんが、苦しい思いをすることになります。

 2017年8月22日撮影。青葉区旭丘堤にて。街路樹の下に生えていました。19日くらいから生えているのを確認しました。シロオオハラタケかなんかかと思いましたがヒダが暗い色になっていなかったのでドクカラカサタケと判定しました。意外と住宅街の中にも生えるものなんですね。