赫奕たる旭日旗の新伝説…模造記憶が操る南鮮反日狂乱

日本政府の「法令遵守」宣言で火病再爆発。生まれたての“旭日旗騒動”は遂に南鮮国会に進出した。この反日狂乱に冷や水を浴びせる秘策は、防衛相発言の中にあった。

かつて我が国には鎮守府と呼ばれる海軍の根拠地が存在した。統合司令施設と工廠を備えた大きな軍港で、明治17年に誕生した横須賀鎮守府を始め、日露開戦までに呉、佐世保舞鶴の港に整備された。

鎮守府に準ずる軍港が警備府で、現青森県むつ市の大湊警備府が有名だ。その他、終戦までに高雄や旅順など4箇所に創設され、海の守りを担った。

▽大湊に保存される旧海軍会議所(file)

朝鮮半島にあったのが、鎮海警備府だ。場所は朝鮮半島の最南部・慶尚南道昌原市鎮海区。南鮮海兵隊の発祥の地であり、今も海軍基地と士官学校が往時の面影を残す。

ロシアが満蒙を蚕食し、朝鮮半島を呑み込み始めた20世紀初頭、強い危機感を抱いた我が国は、鎮海湾エリアの軍港建設に着手。日露戦争でも戦艦「三笠」の出撃拠点になるなど重要な役割を担う。

▽鎮海警備府司令部(file)

日本海海戦の橋頭堡ともなった鎮海は、大正5年に要港部となり、大東亜戦争を前に警備府へと昇格。同時に周辺の開発も進み、鄙びた漁村は西洋風のロータリーが美しいモダンな都市へと生まれ変わった。

本数は実に30万本。春の「鎮海軍港祭」は南鮮最大の桜祭りで、毎年100万人を超す観光客で賑わうという。だが南鮮人は、なぜ鎮海に軍港や士官学校があり、大量の桜が植樹されているのか知らない。

▽春恒例の「鎮海軍港祭」(file)

祭りの期間中であっても、民間人がふらりと軍港に立ち入ること許されない。それは警備府時代も同じで、一般の朝鮮人が我が海軍の艦艇を目にする機会は稀だった。

拠点は北部の清津などにもあったが、いずれも規模は小さく、鎮海警備府と同様に、敷設艦や掃海艇が錨を下ろす程度だ。朝鮮半島において、我が海軍の影は薄かった。

▽鎮海警備府と呉・佐世保の位置(海自幹部学校HP)

パレードもなければ、軍楽隊のコンサートもない。日本時代の朝鮮人は、十六条旭日旗とは全く無縁だったのだ。

【国際社会が認知した外部標識】

始まりの時点から報道は奇妙だった。聯合ニュースは9月6日、10月11日に済州島で開かれる国際観艦式に自衛隊艦艇が「旭日旗を掲げて参加」と伝え、各メディアが相次いで後追いする。

▽ウラジオ入港の護衛艦「はるさめ」17年10月(ロシア紙)

海自艦艇は過去に南鮮で催された観艦式では旭日旗を掲揚して参加している。どこにも問題は存在しない。聯合ニュースに登場する軍消息筋も、こう語る。

海上自衛隊がこの旗を自衛艦旗として使用している為、日本の艦艇が旭日旗を掲げて入港することを禁止することはできない」

当たり前だ。しかし、この報道は本来、問題ではない事柄を大問題にする為の“撒き餌”だった。南鮮メディアの報道を受け、南鮮社会の一部がにわかに騒ぎ始めた。

▽南鮮も参加した房総沖PSI訓練7月(時事)

まるで観艦式に招かれた海自艦艇が強引に旭日旗を掲げて突撃してくるかのような印象操作である。だが実際、無茶な要求を押し付けてきたのは、南鮮側だった。

「自国の国旗と太極旗だけを掲揚するのが原則」

南鮮海軍は8月31日付けで観艦式参加15カ国に対し、そう通知していた。観艦式で海軍旗を排除するといった原則などない。唐突に、南鮮が設定した“新ルール”だ。

▽観艦式を前にインド艦艇を歓迎H27年10月(海自)

旭日旗に対する国民の憂慮」を指摘した海軍スポークスマンの発言から、旭日旗を狙い撃ちにした“新ルール”であることは明白だった。到底、受け入れられるものではない。

自衛隊法などの国内法令で自衛艦旗の掲揚は義務付けられており、当然掲げる」

▽会見する小野寺防衛相9月28日(JNN

小野寺防衛相は9月28日の会見で、南鮮側の要求を突っ撥ねる方針を明らかにした。国内法令とは自衛隊

法第1章の「自衛隊旗」に関する条項と思われる。

国連海洋法条約上も、国の軍隊に所属する船舶の国籍を示す『外部標識』に該当する」

更に小野寺防衛相は、国際法上の正当性にも言及。これは同条約29条にある「軍艦の定義」を念頭に置いたもので、明治時代から続く伝統と栄光の旭日旗が外部標識であることは国際社会も認知済みだ。

反日アイテム出現の科学的根拠】

「韓国は一体いつまでこんなことを続けるつもりなのか。日本ばかりか、国際社会の信頼も失いかねないことに全く気づいていない」

海自幹部は、そう嘆いた。2年前に南鮮沖で開かれた6カ国共同訓練の最中、日南両軍の間で突如、旭日旗が“シリアスな問題”として浮上したのだ。

南鮮海軍主催の共同訓練パシフィック・リーチに海自の潜水艦救難母艦「ちよだ」と練習潜水艦「おやしお」が参加。2016年5月24日、鎮海の南鮮海軍基地(元鎮海警備府)に入港した。

▽入港拒否された潜水艦救難母艦「ちよだ」(産経)

国際法に従い、国旗・軍艦旗を掲げての入港だった。ところが、親北ハンギョレを筆頭に南鮮メディアが発狂。済州島で催される予定だった訓練の閉幕式は異例のキャンセルとなった。事実上の入港拒否だ。

それまで海自艦艇が南鮮訪問に支障はなく、南鮮海軍側も計画段階では問題視していなかったことが判る。南鮮メディアの唐突な批判に怯え、海軍が自ら閉幕式を潰したのだった。

▽訓練に参加した練習潜水艦「おやしお」(海自file)

2008年に南鮮で行われた観艦式では何の批判も出ず、2016年に“大問題化”…この時系列からも、旭日旗騒動の端緒が、2011年サッカー・アジア杯のキ・ソンヨン猿まね事件であることは明白だ。

「観客席で振られていた旭日旗を見てカッとなった」

キ・ソンヨンの猿まねパフォーマンス(file)

侮蔑表現によるペナルティを回避する為の出まかせだった。被害者を演じ、逆に恫喝。反日騒動では恒例・定番とも言える「被害者マウントポジション」である。

南鮮の“旭日旗騒動”について、国民有志がweb上のトレンド・サーチを用いて、キ・ソンヨン事件が起源だった事実を証明した。異論を挟む余地のない科学的な分析、決定的な証拠である。

参照:https://twitter.com/ZF_phantom/status/1040637853628194816

朝鮮問題に詳しい室谷克実氏が中央日報の過去記事を検索した所、「旭日旗」でのヒット数が2010年までの10年間で1本。それが11年以降、5本から25本と3年間で急増していることを突き止めた。

過去に全く存在しなかった問題が、突然生まれ、拡大したのだ。しかも、それを「歴史問題」だと言い張るのだから始末が悪い。

【「旗が気に入らない」は通じず】

南鮮では旭日旗を“戦犯旗”と言い換える勢力も増えている。反日デモに登場する“戦犯国”と同じ造語だ。異様なのは、南鮮の大手メディアが平然と造語を使用することで、現象的に従軍慰安婦と似ている。

反日デモ横断幕の「戦犯機」(聯合)

“戦犯旗”あるいは“戦犯国”が極めて最近の造語であることは、南鮮で過去に刊行された辞書・事典を繙けば済む。120%の確率で、掲載されていないと断言できる。

「植民地支配の痛みを記憶する韓国人の心に、旭日旗がどう影響するか日本も細かく考慮する必要がある」

南鮮首相の李洛淵(イ・ナギョン)は10月1日、そう国会で答弁した。いよいよ政治テーマに昇格した格好だ

が、この首相発言もまた口から出まかせの適当なシロモノだった。

▽議会で暴言吐く首相の李洛淵10月1日(中央日報

冒頭で紹介した鎮海警備府のエピソードの通り、当時の南鮮人は旭日旗を拝む機会すらなかったの。かつて見たこともない者が、今になって苦しみ喘ぐとは、荒唐無稽の嘘八百だ。

ただし、被害者なきところに被害者役がワラワラ湧いてくるのが、朝鮮スタイルである。連中にとって、歴史の真実など最初から重要な要素ではない。

▽新イージス艦「まや」の進水式7月30日(時事)

南北朝鮮、在日社会で日常的に行われる歴史の書き換え。歴史歪曲、歴史改変などと揶揄されるが、そんな甘いレベルではなく、模造記憶の共有に近い。実際に起きた過去の現象とは無関係なのだ。

なぜ、僅か10年前の観艦式では旭日旗が問題にならなかったのか? なぜ、どの辞典辞書にも“戦犯旗”という言葉が載っていないのか? 朝鮮人は過去と比較して検証する作業を放棄する。

▽潜水艦「せいりゅう」の自衛艦旗授与式3月(海自)

同時に南鮮では、メディア横並びで懐疑論は一切封印。史実を知る者は沈黙し、扇動者の大声だけが響く。免疫不全の社会構造で、この狂乱状態のままが“旭日旗禁止法”制定にまで発展する可能性もある。

対して我が国は、甘く見守ることも、受け流すことも許されない。徹底して反論・反撃すべきである。その方法は、抽象的な歴史論争に比べてシンプルだ。

□厳かな新艦艇の旭日旗授与式

海洋法条約に則った軍旗=旭日旗の掲揚。それに異議がある場合、締約国には独・ハンブルクにあるITLOS(国際海洋法裁判所)に提訴する権利が認められている。

防衛省・外務省が南鮮側と協議する必要もない。南鮮政府に対し、ITLOSやハーグ国際仲裁裁判所への提訴を促すだけだ。もちろん、紛争解決に向けた審議が開かれることはない。

▽独ハンブルク国際海洋法裁判所(file)

何の実害もない以上、審理対象にならず、門前払いは確実。「旗のデザインが気に入らない」という駄々っ子のような文句が通用するほど、国際社会は幼稚ではない。

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参照:

海上自衛隊幹部学校HP『コラム:帝国海軍と鎮海』

法庫com『海洋法に関する国際連合条約

防衛省HP9月28日『防衛大臣記者会見』

参考記事:

□読売新聞9月29日『韓国「旭日旗は自粛を」、防衛相「当然掲げる」』

産経新聞9月28日『海自、旭日旗掲げ韓国観艦式に参加へ 小野寺五典防衛相「国内法令に基づいて対応」』

産経新聞9月28日『「旭日旗」掲揚自粛、日本は断固拒否 海自「要請は非常識」』

日経新聞10月1日『旭日旗掲揚に「配慮を」 韓国首相』

□ZAKZAK8月16日『第3軸に浮上「旭日旗絶滅運動」で反日病が相乗的亢進か… 大手コンビニは「愛国優良店」を装う有り様』

中央日報9月6日『日本、翌月の韓国海軍国際観艦式に「旭日旗」掲げて参加?』

産経新聞H28年6月5日『韓国が共同訓練閉幕式で海自艦の入港拒否 「日本軍国主義の象徴」旭日旗にメディアが猛反発』

産経新聞H28年6月18日『旭日旗に難癖つけ海自艦艇の入港拒否…国際儀礼を踏みにじり反日ポピュリズムに走る韓国につける薬はない』

ハンギョレ新聞’16年5月25日『海上自衛艦旭日旗掲げ鎮海に入港…反発広がる』