映画 『スリー・ビルボード』
DVD。
2018年のアカデミー賞、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)と助演男優賞(サム・ロックウェル)を受賞。
たしか新聞で、賛否両論あると読んだ。「否」の意味をわかる!と思ったが、ミルドレッドほどの度胸はないけれど、時間をおいてみたら、わが身に置き換えたら・・・
やっぱり過激かな・・・
架空の田舎町、ミズリー州エビングで、ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は娘を亡くした。
7ヶ月が過ぎても事件を解明できない警察。
ミルドレッドは、道路脇に3枚の大きな看板を立ててもらう。
畳一枚分くらいの板の真っ赤な背景に、↓の文字を書いただけ。
「娘はレイプされて焼き殺された」
「いまだに犯人が捕まらない」
「どうして、ウィロビー署長?」
警察署長への挑発だ。
ウィロビー署長を慕う住民たちに、ミルドレッドも息子も嫌がらせを受ける。それでもミルドレッドはひるまない。
所長はすい臓がんを患っており、長くは生きられなさそうだ。それをわかっていても手綱を緩めないミルドレッド。
娘が殺された原因が自分にあると、責めていたのだった。
ウィロビー署長を慕うディクソン警察官は、看板屋やミルドレッドの友人に度を越えた嫌がらせをする。
ミルドレッドは、町の善良な人々までも敵視を覚悟で自分の意志を貫こうと行動を続ける。
・・・
ミルドレッドの過激な行動は、胸がすく思いを越える・・・でも母親なら解ると思えたり・・・
ちょっと考えさせられた。
差別主義者の警官とミルドレッドとの、思わせぶりなラストシーンがいい感じ。