中国横断16「ついに、成都市に到着??」 - ちょうどいい、死ぬぐらいが。

うぃす!

山の下り道で

事故に遭い、足と自転車を崩壊させ

足の親指が痛すぎて

近くの町まで、バスで行くが

次の日にはケロッと治った俺だった。

成都市まで、あともう少し

ラストスパートをかける4人だった。

〜現在地〜

〜登場人物〜

重慶市から成都市まで

残り400キロとなっていた。

ついに、ここまで来たのだ。

ラストスパートにかけ、4人で気合いを入れる。

成都市は4人の目的地であるが、別れの地でもある。

それぞれ別のルートになるためだ。

約400キロの道を3日間かけ向かった。

成都市は中国でも有名な市だ。

なので、しっかり道路も舗装されていて

山を越える必要はなく、トンネルも整備されている状況だった。

初めて看板が見えた時

「やっと。やっと。やっとや〜」

どんな時よりも「早よ着きたい」と思った。

ある時、1日の走りを終え

体を休めて野宿の準備をしていた時だった。

フンは拳法らしきものをしていて

動画を撮ると恥ずかしげにやめる。

野宿の準備が終了した時だった。

フンが拳法しすぎたのか、

ソンが歌いすぎたのか、

スゥがゲームをしすぎたのか、

俺が叫び過ぎていたのか、

原因は不明だが、周りの住民+警察が集まってくる。

スゥとフンはしっかり説明する。

ソンはじっと流れを見ている。

誤解が解けたのか、地域の住民+警察に笑顔が出てきた。

そしたら、次の日朝ご飯まで食ってけと

朝ご飯までご馳走になる。

朝ご飯で気合いが入り、4人は頑張る。

けど、この日の晩飯を食べた後

残り40キロとなっていた。

体力は4人全員が限界になっていた。

だが俺たちは進む事を決意。

進み出して五分後、この男またしても別行動をとる。

4人で気合いを入れた。

声を揃えて頑張るぞ??

その瞬間はどこへ行った?笑

この男、ソンは近くのホテルに泊まり

明日の朝、合流する形になった。

ソンとbye-byeして、3人残り40キロを進む。

既に、外は暗くなっていた。

街灯があるのが唯一の救いだ。

ついに、町の光が見えてきた。

30分後、ついに町の中心地に着く。

時間は夜10時ごろになっていた。

ホテルを調べ、向かうが事件が起きる。

ホテルに着き、チェックインをしようとした時だった。

フンがいつも通り

「りょうた、パスポート出して」

「おけ」

ここまではいつも通りだが

店員の顔が言いにくそうな顔で一言つげた。

「うちは、外国人お断りしてます」

そんな事あるんですか?笑

時間は11時になっていた。

2人に申し訳なかった。

ホテルの下にあった屋台で串を食べ

時間は既に12時を超えていた。

フンはホテル探しまくっている。

ほんまに有り難く、申し訳なかった。

調べたところ、成都市では外国人お断りのホテルがいくつかある事が分かった。

ようやく、フンがホテルを見つけてくれ、俺たちは寝床に着いた。

そのホテルは久し振り過ぎる

洋式でさらにテンションが上がった。

3日間、溜まりに溜まったTシャツは塩だらけだった。

そして、次の日の昼11時頃ソンは到着した。

こうして、目的地である成都市に

無事に4人が到着して、別れの地へと変わっていた。

アホで 金無し 情けあり

坂口 亮太

〜おまけ〜

朝起きて

めちゃくちゃトイレ行きたいのに

そこでゲームだけは絶対したらあかん